記 念 碑
(宇賀部神社境内地)
(日本本来の表記法の右から左へ書いています。)。
碑文揮毫者 小野田 寛郎 (おのだ ひろお) |
大正11年海南市名高に生まれる。(本籍地小野田) 太平洋戦争に従 軍し、最前線のフィリピン・ルバング島に派遣される。終戦を知らされずに30年、最後の一兵になるまで戦い抜いた元陸軍少尉。 帰国後は単身ブラジルに渡り、未開の荒野を開拓して立派な牧場主と なる。 一方、日本では福島県に「小野田自然塾」を開き、青少年育成に 挺身する。その間、著述に講演にと席の暖まる暇もない活躍を続ける。 |
建立趣意 (碑の裏面) |
戦後30年間、フィリピンのルバング島で終戦を知らされぬまま、最後の一人まで戦い続けた強靱な精神の小野田寛郎氏。 その氏のモットーである「不撓不屈」の精神を、特に参拝者の若人に身につけてもらいたいという思いで、天皇陛下御即位20年の佳節にあたり、陛下の御慈しみに感謝の誠を捧げ、氏の揮毫の石碑を建立した。 |
石碑の説明 | どこにでもある普通のものではない次元の石碑で、歴史の隔たりを感じる空間、分厚い重厚な自然石に刻んだ「不撓不屈」の文字、そこに逞しく生きる力を感じ取ってもらいたい、そういう思いが詰まっています。 |
次世代を担う若人へ | 人はひとりでは生きられません。社会の中で生きるには、ルールを守り、自制することも必要でしょう。 自らの心を鍛え、自分の行動に責任を持って、逞しく、のびのびと生き抜いて行ってください。 |
・碑の石質 | 自 然 石( 青 石〈緑泥片岩〉) 愛媛県産 |
・碑の寸法 | 幅140p × 高さ120p × 厚さ45p |
・寄 進 者 | 眞 鍋 茂 [東京都] 小野田寛郎氏の知友 |
石 碑 建 立 記 念 品
黒江漆器金屏風 |
置絵馬 | 置絵馬(裏面) |